
数年後には完璧な自動翻訳ができるから英語はいらない。
人工知能(AI)や外国語の自動翻訳もどんどん進化してきて、英会話の勉強しても将来使わないのでは?
と疑問に思う人も多いでしょう。
確かに機械が自動で完全な翻訳をしてくれると、英会話を学ぶ必要性はないのではと思いますよね。
しかし、日本の義務教育では2020年から小学生も英語の勉強を始めるようになったのはなぜでしょうか?
本記事では「なぜ英会話が将来も必要になるのか」、その理由について解説していきます。
英会話が将来も必要になるのか?
結論から申しあげると、人工知能(AI)や自動翻訳が進化しても英会話は将来も必要です!
人工知能(AI)や自動翻訳には確かに優秀ですが、人間にしかできないことがあります。
また、日本の経済状況や将来性を考えても、やはりビジネスをする上で英会話は重要になってくると言えます。
それでは、具体的な理由について解説していきます。
人工知能(AI)や自動翻訳の限界
人工知能(AI)や自動翻訳ができないこと
いくら人工知能(AI)や自動翻訳が進化しても、しょせん機械です。
人間の気持ちや感情は理解できません。
コミュニケーションで言葉よりも重要なこと
「メラビアンの法則」は聞いたことがある人もいると思います。
人とコミュニケーションをするときに、どのような情報が他人に影響を与えるかという法則です。
- 言語情報(言葉の内容や意味)・・・7%
- 聴覚情報(声質・声量・口調・テンポ)・・・38%
- 視覚情報(見た目、しぐさ、表情、視線)・・・55%
人工知能(AI)や自動翻訳が担う役割は、言語情報でわずか7%しかありません。
日本経済はどんどん衰退していく
日本の経済は世界からどんどん遅れを取っています。
まずは、日本の現状について再認識をすることが必要です。
日本企業は時代遅れ
世界のトップ企業(時価総額)ランキングを比較して見てみましょう。


30年前までは、日本の企業が世界のトップにランクインしていましたが、現在は1つも残っていません。
日本が世界のリーダー的存在だったのは、ひと昔前の平成時代の話なのです。
少子化によって人口減少が進んでいく
日本の人口予測を見てみましょう。


2048年には1億人を下回ると言われています。
この原因としては、出生率の低下による少子化の問題があります。
2022年の出生数は、統計開始以来初めて80万人を割り込む見通しです。
1970年代の年間出生数は200万人以上でしたが、既に半分以下に減っています。
ここまで減少した理由には、晩婚化やネットの普及によってエンタメが充実してきたこともあると言えます。
政府も異次元の少子化対策を掲げましたが、これまでも少子化対策を実施してきた中であまり効果が感じられないのが現状です。
高齢社会による労働人口の減少
子供の数は減っているのに、高齢者の数はこれからも増え続けます。
働く人も減るわけです。
経済の衰退や人口減少で起こりうる問題
では、なぜ日本の企業が世界から遅れを取ったり、人口が少なくなると英語が必要になるのでしょうか。
海外からお金を稼ぐ必要がある
日本国内を対象にするより英語圏を相手にビジネスを展開したほうが圧倒的に有利です。
世界の人口77億人の中で、日本語を使用している人口はたったの1.2億人です。
いっぽう英語圏の人口は、15億人と言われています。
つまり、日本語の世界シェアは2%程度しかないということです。
円安が加速していることもありますが、英語のターゲット人口の方が圧倒的に多いのです。
例えば、日本国内のお客様120人に1万円のサービスを販売したとします。
1.2億人中120人に販売出来たということは、英語圏15億人中1,500人に販売も可能なわけです。
単純に計算しても、売上は10倍以上になりますよね。
移民を受け入れる必要がある
労働者の人口が減っていくと、お店やサービスも人材不足になってしまい維持できなくなります。
コンビニが分かりやすい例ですが、既に外国人が働いているのを良く見かけますよね。
少子化が進むと、これから外国人の移民を受け入れることが必要になってきます。
なぜ英会話が必要になるのか?
事務的な作業は、人工知能(AI)や自動翻訳に代わっていくでしょう。
英語は世界中で広く使われており、ビジネスやコミュニケーションの国際言語と見なされています。
グローバルな貿易やインターネットが拡大し続ける中、英語を話し、理解する能力はますます貴重になってきています。
さらに、テクノロジー、メディア、エンターテインメントなど、多くの産業が英語圏に集中しており、これらの分野で成功するためには英語の能力が不可欠となっています。